サムイ島北岸のボプットとメナムを比較します。ビーチの長さ、宿泊費、夜の過ごし方、空港やフェリーへの移動、長期賃貸を整理し、家族旅行や長期滞在に合う地区を案内します。
ボプット(Bophut)とメナム(Maenam)はサムイ島北岸の隣り合う村です。約4km、車で5分ほどの距離ですが、向いている旅は異なります。個性的な小規模ホテル、歩いて回れる飲食店街、金曜の夜市なら**ボプットです。長く穏やかなビーチ、手頃な価格、島最大の長期滞在者のコミュニティならメナム**を選びましょう。
どちらも環状道路4169号線沿いにあり、空港から15~25分以内です。東岸のチャウエン(Chaweng)やラマイ(Lamai)より落ち着いています。
基本情報
- ボプットが優れる点は飲食店の密集度、小規模で個性的なホテル、夜の雰囲気です。Coco Tam’sや金曜のウォーキングストリートが楽しめます。
- メナムが優れる点はビーチの長さ、日々の予算、長期賃貸の家賃です。ビーチは約5kmで、ボプットの約2kmより長めです。
- 空港に近いのはボプットで、約7km、約10分です。メナムは約14~15km、約15~25分です。
- メナムにはパンガン島行きの桟橋があります。ボプットでは近くのバンラック桟橋(Bang Rak Pier)を利用します。ビッグブッダ桟橋(Big Buddha Pier)とも呼ばれます。
- 同じ環状道路沿いで約4km、約5分の距離です。一方だけを選ばず、泊まった地区から他方へ日帰りする旅行者も多くいます。
目的に合わせた選び方
夕食後に村を端から端まで歩きたい方には、ボプットが向いています。独立した飲食店が島で最も密集し、金曜のウォーキングストリートが毎週の楽しみです。海辺の広さ、安さ、ゆっくりした時間を好むならメナムです。5kmに続く穏やかな浅瀬は、タイ国政府観光庁も島で泳ぎやすい海岸のひとつとして紹介しています。
どちらもチャウエンほどの夜遊びはなく、初めての旅行にも向いています。夕方にショップハウスや屋台を眺めるならボプットです。宿代を抑え、静かな海で夕日を眺めるならメナムを選びましょう。
ボプットとメナムの比較表
| 比較項目 | ボプット | メナム |
|---|---|---|
| ビーチの長さ | 約2kmで、穏やかな浅瀬です | 約5kmと島でも長く、緩やかに傾斜します |
| 空港からの距離 | 約7km、約10分です | 約14~15km、約15~25分です |
| 1日の予算 | 宿の等級により約700~14,000バーツ(約3,100~61,600円)以上です | 宿の等級により約500~23,100バーツ(約2,200~101,600円)です |
| 夜の過ごし方 | Coco Tam’sのファイヤーショーや村のバーがあります | 夕日を楽しむバーがあり、クラブはありません |
| 週1回の市場 | 金曜17:00~22:00のウォーキングストリートです | 木曜17:00~22:00のメナム・ウォーキングストリートです |
| 長期家賃 | 同程度の物件ならメナムより高めです | ボプットより15~20%安めです。長期賃貸案内もご覧ください |
| フェリー | 近くのバンラック桟橋を利用します | メナム桟橋(Maenam Pier)、別名プララン桟橋(Pralan Pier)からパンガン島へ約30分です |
| 向いている人 | 小規模ホテルを好むカップルや、食事を重視する初めての旅行者です | 家族、退職後の滞在者、長期滞在者、リモートワーカーです |
ビーチと海水浴
ビーチの長さではメナム、村の中心への近さではボプットが優れます。メナムは島でも長い約5kmの砂浜です。海底は緩やかに傾斜し、サンゴ礁がありません。中央部と東部では干潮時も水に入れる深さが残ります。タイ国政府観光庁も、島で泳ぎやすい場所として紹介しています。
ボプットは約2kmと短めです。穏やかな浅瀬で、年間の多くの時期に泳げます。ただし、チャウエンやチョーンモン(Choeng Mon)より狭く、景色が劣る区間もあります。村から離れて長く続く海岸ではなく、村やリゾートの目の前にあります。どちらも水温は年間を通じて28~30℃です。
両方とも岸近くの透明度は低く、シュノーケリングにはあまり向きません。業者のツアーは、代わりにタオ島やアントン海洋国立公園へ向かいます。
価格と1日の予算
同程度の質で比べると、各価格帯ともメナムのほうが手頃です。格安の客室はメナムが約500~1,300バーツ(約2,200~5,700円)です。ボプットは700~1,400バーツ(約3,100~6,200円)です。最安帯の差は小さめですが、上の等級では差が広がります。
メナムの中級は2,000~8,250バーツ(約8,800~36,300円)です。高級は11,550~23,100バーツ(約50,800~101,600円)です。ボプットの中級は2,100~5,300バーツ(約9,200~23,300円)です。高級は7,000~14,000バーツ(約30,800~61,600円)以上です。価格帯全体の幅は異なりますが、同程度の宿ならメナムのほうが安くなります。
ボプットの宿代には、飲食店街や金曜市場へ歩ける便利さが含まれます。メナムでは低めの予算で、広いビーチと静かな環境を得られます。食費の差は小さく、どちらも海鮮料理1皿が150~400バーツ(約660~1,800円)です。予算差が大きくなるのは宿泊費です。
ナイトライフと夕方の過ごし方
夜の選択肢はボプットのほうが豊富です。ただし、どちらもチャウエンほど賑やかではありません。ボプットの中心は、屋外ビーチバーのCoco Tam’sです。毎晩おおむね19:15と21:00にファイヤーショーがあります。カクテルは250~350バーツ(約1,100~1,500円)からです。村にはワインバーや屋上バーも点在します。
メナムの夜はさらに静かです。レゲエをテーマにしたBlack Rose Barでは、約80バーツ(約350円)からのビールで夕日を楽しめます。Zenzibar Beach Barは砂に足をつけて食事ができます。W Koh SamuiのWoobarでは、洗練された空間でDJの音楽を楽しめます。カクテルは約350バーツ(約1,500円)からです。
どちらの村にもクラブやゴーゴーバーはありません。本格的な夜遊びの通りを求めるならチャウエンへどうぞ。この2地区なら、日没後の楽しみはボプットのほうが多めです。
ホテル選び
ボプットは、徒歩で回れる中心部にホテルが集まります。メナムは長い海岸に宿が散らばり、島で最も幅広い価格帯を持ちます。ボプットの多くの宿は、フィッシャーマンズビレッジ(Fisherman’s Village)から徒歩5~10分です。格安宿から海辺の5つ星まで揃います。
Anantara Bophut Koh Samui Resortは1泊約8,750バーツ(約38,500円)からです。Bandara Resort & Spaは約5,250バーツ(約23,100円)からです。メナムでは、500バーツ(約2,200円)の旅行者向けバンガローも選べます。5つ星にはSantiburi Koh Samui、W Koh Samui、Belmond Napasaiがあります。
メナムのビーチはボプットの約2.5倍なので、場所選びが特に大切です。バンポー(Bang Po)方面の西部が最も静かです。中央部は村や市場に近く、ボプットに近い東端はリゾートが中心です。他の地区との比較は9地区の滞在エリア案内をご覧ください。
アクセス
空港への近さはボプット、フェリーへの便利さはメナムが優れます。ボプットはサムイ国際空港から約7km、10分です。前払いタクシーは200~300バーツ(約880~1,300円)です。メナムは約14~15km、車で15~25分です。メータータクシーは700~800バーツ(約3,100~3,500円)ほどです。GrabやBoltは250~350バーツ(約1,100~1,500円)が目安です。
村同士は約4kmです。タクシーなら約5分で、100~150バーツ(約440~660円)です。ビーチ沿いなら徒歩45分で、同じ旅で両方を楽しめます。
さらに島を巡るなら、メナムが便利です。メナムのプララン桟橋からLomprayahのフェリーでパンガン島へ約30分です。料金は250~400バーツ(約1,100~1,800円)です。ボプットからは車で少し東のバンラック桟橋へ向かいます。こちらも約30分で海を渡れます。
長期滞在と賃貸
1か月以上泊まるなら、メナムがおすすめです。長期賃貸案内の掲載物件では、ワンルームやコンドミニアムが月約12,000~22,000バーツ(約52,800~96,800円)です。小さな一軒家は20,000~35,000バーツ(約88,000~154,000円)です。プールヴィラは45,000~90,000バーツ(約198,000~396,000円)です。同程度のボプットの物件より、約15~20%安くなります。
メナムには、長期滞在者や退職後に暮らす人の定着したコミュニティがあります。スクーターや車も、ボプットより月単位のレンタルを探しやすい環境です。
ボプットでは、安さより便利さが魅力になります。飲食店、空港、大仏ビッグブッダ(Big Buddha)に近い一方、専用のコワーキング施設は島のノマド拠点ほど多くありません。ホテルも家賃も高めで、帰る日を決めない滞在ではメナムより費用がかさみます。
どんな旅行者に向いていますか
ボプットを選ぶなら:歩いて回れる村、密集した飲食店、毎週の市場を楽しみたい方に向いています。空港と大仏まで約10分という便利さも魅力です。個性的な小規模ホテルを好むカップルや、食事重視の初めての旅行におすすめです。夜遊びがCoco Tam’s程度で十分なら、過ごしやすいでしょう。
メナムを選ぶなら:小さな子ども連れ、1か月以上の滞在、北岸で日々の予算を抑えたい方に向いています。長く穏やかなビーチと安めの家賃は、家族や退職後の滞在者に魅力です。リモートワーカーにも、高めのボプット中心部より合うでしょう。
両方楽しむなら:約4km、車で5分しか離れていません。一方に泊まり、夕食や市場だけ他方へ出かける旅行者も多くいます。市場はメナムが木曜、ボプットが金曜です。どちらか一方に決め切る必要はありません。
よくある質問
初めてのサムイ旅行ならボプットとメナムのどちらですか?
どちらも初めての旅行に向いています。飲食店と金曜市場へ歩いて行きたいならボプットです。ビーチの広さと日々の安さを重視するならメナムです。空港から10分のボプットに泊まり、メナムで静かな午後の海を楽しむ方も多くいます。
ボプットとメナムではどちらが安いですか?
同程度の宿で比べると、各価格帯でメナムのほうが安めです。格安の客室はメナムが約500バーツ(約2,200円)からです。ボプットは約700バーツ(約3,100円)からです。中級や高級になると差が広がります。長期家賃も同程度の物件なら15~20%安く、長く泊まるほどお得です。
家族旅行に向いているのはどちらですか?
一般にメナムが向いています。5kmのビーチは長く、穏やかでサンゴ礁がありません。地区内のSamui Water Parkは雨の日の行き先にもなります。ボプットはビーチが短く狭いうえ、金曜夜も混むため、幼い子ども連れでは落ち着きにくい面があります。ただし、到着後の移動時間を短くしたい家族には空港の近さが魅力です。
ボプットとメナムはどのくらい離れていますか?
4169号線沿いに約4km離れています。タクシーで約5分、100~150バーツ(約440~660円)です。ビーチ沿いなら徒歩45分です。片方に泊まり、他方で夕食や週1回の市場を楽しめる距離です。
長期賃貸はどちらがおすすめですか?
メナムのほうが選びやすい環境です。ワンルームやコンドミニアムは月約12,000~22,000バーツ(約52,800~96,800円)です。同程度のボプットの物件より約15~20%安くなります。長期滞在者と退職後の滞在者が多いため、車やスクーターの月単位のレンタルも充実しています。
ナイトマーケットはどちらがおすすめですか?
ボプットの金曜ウォーキングストリートは規模が大きく、賑やかです。修復されたショップハウスの通りへ、島全体から客が集まります。メナムの木曜市場は小さめで、より地元らしい雰囲気です。混雑が少なく、金曜の人波を避けて屋台料理を楽しみたい方に合います。
滞在先を決めるポイント
空港に近く、小規模で個性的なホテルと食事、市場を楽しむならボプットです。広いビーチ、低めの予算、充実した長期滞在者のコミュニティならメナムです。どちらも北岸の拠点に向いています。ボプットは費用をかけて便利さと雰囲気を得る地区です。メナムは空港から少し離れる代わりに、広さと割安感があります。
約4kmしか離れていないため、迷ったら一方を予約し、他方を半日訪ねるつもりで考えましょう。他の7地区との比較は滞在エリア総合案内をご覧ください。
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